「ツァラトゥストラ」の矛盾

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

この本、内容は反聖書的である。

しかし僕はとても聖書的であると思う。

その論述の仕方が小説型で聖書的なのだ。

 

そして論語もコーランも同じような形式を採っている。

単なる論説調ではなく、息づかいが感じられるように作られているのである。

 これら人類の原初的書物が全て同じように物語形式を採っているのは面白い。

おそらく人に何か教えようと思ったら、内容と面白さの両方を兼ね備えた物語という形式が最も都合がいいのだろう。

確かに教科書のような事実の羅列ほどつまらないものはない。

逆に面白い小説はどんどん読める。

 

非合理的なものほど合理的に成らざるを得ないのかもしれない。